最新情報

謹賀新年

昨年8月から3週間毎に抗ガン剤投与した後、福島県三春町の岩磐浴場に3泊し、46度のラジウム霊泉に入浴して副作用を緩和しています。

そこには遠くはフィリピン、三重県などからも余命を告げられた方が訪れ、闘病のあり様を互いに披歴しあっています。なかには弱音を吐露する方もいますが、ここにはガンと闘う気力を持つ人が来るのだから、そのエネルギーを源に病を克服しようと励ましあっています。

万策を尽くした後は生命の御下賜主の意に沿う生活に努め、我が命の行く末を委ねるべしと想念しています。本年も皆さまにとって干支に因み飛躍の年であるようお祈りいたします。

佛縁

千葉県柏市内で活動している宗教団体 善寶山 天照院の本堂を建立するべく用地を探索していました。

尼僧の小澤暁宥住職は16歳にして天台宗総本山、比叡山延暦寺長﨟・瀧口宥誠大僧正のもとに弟子入りし、入山満行して天台宗教師免許を取得した後、就労を通した俗社会での修行を経て、再び天台宗の上級修道の場に身を移し全課程を修得されました。

平成19年10月に宇賀辯戝天を本尊として柏市増尾の地に善寶山「天照院」を開堂され、家族や仕事の関係で人知れず心身に痛みをかかえる人々に慈悲の手を差しのべ、法話、加持をとおして仏様の慈愛の心を伝えてこられました。

平成22年7月には天台宗務庁から宗教法人天台宗を包括団体とし、修験道法流教区に属する非法人寺院として設立承認を受けました。その後、寺籍簿に載り、公知の寺院として社会的役割も大きくなり、益々活動を期待されることになりました。

そして、多くの人々の心のよりどころとなる、真俗一貫の道場(寺院)建立を希求する小澤暁宥住職の夢を成就するために、千葉県知事認証の宗教法人化を目指し、団体役員、信徒が協力して財政的な体制を整え寺院所有の本堂を建立する準備に着手しました。

建立用地選定にあたって、役員、信徒の住所分布状況を勘案し、現在の寺院から極力近距離にあること、また、天台宗総本山延暦寺は方位学的見地から琵琶湖と相関を有すると思索される比叡山に建立されていることに鑑み、本寺院は手賀沼に縁がある地への立地が望ましいと判断し、手賀沼水系と丘陵が対をなし古代の風土を留める地域に用地を探索していました。この度、当寺院の社会的役割をご理解いただいた地権者のご好意により用地提供していただくことになりましたが、地勢の状況から先人の生活を留める遺跡が埋蔵しているとの柏市教育委員会文化課の予見どおり、確認調査の結果、奇しくも予定地の本堂建立計画地の直下に古墳時代の集会所と考えられる竪穴遺跡が存することを確認されました。

古代の人々が集い、狩の情報を交換し、自然の脅威と闘い、お祈りしたであろう聖地に導かれたことは、佛 さまの思し召しの賜と実感しています。

偶然に非ず佛縁が実在することに他ならないと。

さとり世代

ある保育園の卒園式で保護者会長さんが意味深―い挨拶をされました。

<バブル崩壊後の不景気時代に育った私たちは、「必要以上に稼ぐ意欲はない」「車やブランド品に興味がない」「恋愛に淡白」「主な情報源はインターネット」など高望みをしない人たちの多い「さとり世代」と言われます。その私たちは、これから育つ子どもたちの将来をどう展望すべきなのか?未来を切り開くチャレンジ精神豊かな人間に育ってほしいと願います。>と。

 社会福祉法人童心会の運営する保育園は産みの親と育ての親である保育園が連携して24時間、保育を共有することをモットーにしています。そして、園庭の樹木によじ登り、枝にぶら下がって地面に飛び降りる、園庭にある高さ1m50cmの冒険小屋の屋根によじ登り飛び降りる、2才の園児が二輪車に乗って園庭を走りまわる、ぶつかって転んでも手助けを控え自力での立ち上がりを見守る。私たちが幼い頃、野山を駆け回ってわんぱくした体験を彷彿とさせる冒険園生活を送っています。

 園児たちは日々「がんばること つづけること がまんすること」を自分に言い聞かせながら、「笑った数一番 だっこされた数一番 やさしくされた数一番 遊んだ数一番 でかけた数一番 チャレンジした数一番」に挑戦しています。

 育ての親の懐にいる間に天真爛漫に生活し、育まれているこの子たちは、さぞ逞しく未来を築いていくことでしょう。

 

茶青梅茶会

  3月2日(土)、豊四季弁天谷緑地でNPO法人みどりを愛し守る会主催の茶青梅お茶会が行われました。本年は第6回目となります。やや冷たい北風が吹いていましたが、そばの樹木たちが風を和らげてくれ、前夜の雨が地面を湿らせてくれていたのでほこりも立たず、快晴のなかで行われました。秋山市長さんはじめ100人超の来客があり、浅野宗秀先生とゆかりの先生方、近所のご婦人がお茶を点て来客をもてなしてくださいました。

この緑地は毎月初の日曜日に近隣の住民が揃い、清掃、花壇の管理を行っています。この緑地がいつまでも保全されることを願っています。

元旦、姉と妹が両親の墓参りのため柏を訪ねてきました。七十歳代後半の姉は長年股関節の不調で歩行が不自由な身で長旅は困難でしたが、兵庫県にいる妹が長崎まで迎えに行き、サポートしながら柏まで連れてきてくれました。

二日、墓参りが終わり、いずれか思い出となるところに案内しようと考えましたが、その前に私が寺務総長を務めさせていただいている寺院の善寶山天照院に新年のお参りに立ち寄りました。

軽く手を合わせて失礼するつもりでいましたが、寺院総代のご家族方々も見えていて、住職は参拝者を外陣に招き入れ、一時間の読経を唱えてくれました。また、読経終了後、全員にお加持を施し、身を清めてくれました。

お加持終了後庫裏でくつろいだとき、姉・妹は背中に温かさを感じ身が軽くなった気がすると、お加持の不思議な力に驚いていました。アッという間に時間が過ぎ、どこも案内する間もなく帰途に就く予定の時刻がやってきました。わざわざ遠路長崎、兵庫から来てくれたのに、ろくにもてなすことなく帰路に就かせたことを申し訳ないと思いましたが、一時とはいえ、思いもよらず仏様との縁に恵まれたことは、これからの息災をお護りいただくために導かれたのだと天運に感謝しています。

「柏和会」寄稿文

柏市原爆被害者の会「柏和会」の機関誌新年号に次の文を寄稿させていただきました。

新年をご壮健でお迎えのこととお喜び申しあげます。

昨年クリスマスイブの夕、東京文化会館で行われた鄭宇と仲間たちコンサートに行きました。来場者お迎えの都合で早めに場内にいると、共演されるテノール歌手秋山 衛先生(千葉大学名誉教授)が、開場前の場内ロビーを行ったり来たり、ソファーに座ったりしてリラックスされていたので、控え室で過ごされないのですか?と声かけしました。すると、実にフランクな面持ちで、「心技体が整っていなければなりません。舞台で頑張るぞ!と気負わず、ここにいるときも、舞台に上がるときも同じ平常心でいます。」と答えられました。

「よかった」ほか三曲を熱唱され、観客はテノールの迫力に陶酔し、目にハンカチを運ぶ姿も見られました。私は先ほどロビーでさりげなく語られたときのご様子を思い浮かべつつ聞き入っていましたが、歌曲の魂が心技一体の境地にある秋山先生の心身に乗り移り、精華されほとばしり出て観客の心を震わせているのだと気付き胸を熱くしました。

司会者が秋山先生の年齢を七十五歳と明かしたとき、会場に大きなどよめきが起きました。その豊かな声量としぐさは年齢を超越していたからです。ガンと闘っている同じ年齢の私はことさら深い感銘と己への叱咤を感受しました。何者かが私に生きることの真髄を会得せしめようと暗示しているのに、心技体を整え受け入れる気構えを持っていただろうかと。心酔した聴衆の多くは明日から生きる励ましと英気を胸に灯して家路に向かわれたことでしょう。

ロビーでお話したとき、二十二曲収録のCDをいただき家で聴きました。ふりしぼり発される艶やかで生々しいテノールの味わいは、音楽に疎い私の胸に迫りました。

幼少のとき衝撃的な被災を受けてより、艱苦を乗り越え幾星霜も積み重ねて来られた柏和会の皆さまは、他の人々の有しない固有の使命を授けられているのではないでしょうか。

近時、近隣国との軋轢が顕著になり、武力による反攻も示唆する言論が横行していますが、武力の行き着くところ人類の破局にいたることを覚悟しているのでしょうか。

前述のコンサートは私が深い繋がりを持っている中国から日本人に帰化した洋琴奏者の音楽家が主催したものです。二十年来、家族同様にお付き合いしていて、平素から国情を語りあい、強い信頼関係を続けています。

柏和会の皆さましかできない平和の尊さを訴える運動が花開くことを祈念し、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

  平成二十五年 新春

食事療法

10月3日で手術後1ケ年を経過しました。1年間の予定で抗がん剤投与を続けてきましたが、6月初旬に激しい下痢が10日以上続き、体重が42,5kgまで減り、体力が極度に低下してきましたので、抗がん剤投与を中断しました。  

以来、私の体調を気遣ってくれる方に魚・野菜中心の減塩料理をつくっていただき食しています。お陰で体重はやや回復し47kgになりました。10月9日の血液検査ではいくつかの項目にH・Lがありましたが、医師から順調ですねとの言葉をいただきましたのでホッとしました。10月22日にCT検査をして更に確認することになります。

天寶護寺会発足

人は生きる上で不安や悩みは尽きないものです。誰もが心のよりどころとなる開かれた寺院の建立を目指している天台宗善寶山天照院を通して、子どもも大人も共に仏様の教えを学び、祈り、天台宗修験道の教えを広めつつ、心身共に成長することを目的とする皆さまの会「天寶護持会(てんぽうごじかい)」を発足しました。会の趣旨にご賛同いただける方はどなたでもご入会できますので、お声かけしています。

 次の事業を行います。

 1 善寶山天照院の月例及び年間行事の啓蒙

 2 会員限定の祈願会、回向会を四季折々に開催

 3 総本山(比叡山延暦寺)等への団体参拝

 4 寺院基本財産の増殖

 5 講演会の開催や刊行物の発行

 6 会員間の交流会の開催

 会費は次のとおりです。

 1 個人会員   一口  月額500円

 2 法人会員   一口  月額1000円

 3 賛助会員   月額  2000円以上

3月24日、NHK朝ドラ・カ-ネーションのクライマックスシーンで。88才になった主役の糸子が入院患者のたくさんいる病院内で患者と看護師がモデルになるファッションショーを催すことになり、末期ガン告知を受けふさぎ込んでいる、二人の幼い子を持つ母親に糸子がショー出演を促しました。「自分は85才を迎えて自分の生きる役割に気付いた。自分がデザインした服を身にした人々が新たな自分を発見して心身ともに華やいで生きていかれる姿は、私が奇跡を積み重ねている証である。これからも奇跡を生み続けるために頑張っている。あなた口を「にー」としてごらん。ほら!素敵な笑顔になるじゃない。貴女がファッションショーに出演し、その笑顔に自信をもって背筋をピーンと伸ばして華やいだ姿を観覧者に見せたら、みんな感動するわよ!貴女の生き生きした姿は入院している患者さんたちに勇気と生きる喜びを与えるわよ。それは貴女がつくり出す奇跡なの。私が貴女のために創った衣装を着てショーのトリを務めてちょうだい。」看護師長のナレーションにのって「トリ」で出演した彼女の華麗な姿は観覧者を魅了し、二人の子どもが駆け寄って抱き合ったときクライマックスに達しました。毎週抗がん剤投与し、ガンと闘っている私は思わず涙し、これから私の興す奇跡について想いを馳せました。

茶青梅茶会

3月3日、今年も豊四季弁天谷緑地の一角でつぼみを沢山つけた茶青梅と紅梅を愛でながら、「NPO法人みどりを愛し守る会」主催の茶会が催されました。100人超の参加者があるなか、秋山浩保柏市長さん、松崎公昭総務副大臣、中田 学県議、永野正敏柏市議も参加されました。