元旦、姉と妹が両親の墓参りのため柏を訪ねてきました。七十歳代後半の姉は長年股関節の不調で歩行が不自由な身で長旅は困難でしたが、兵庫県にいる妹が長崎まで迎えに行き、サポートしながら柏まで連れてきてくれました。

二日、墓参りが終わり、いずれか思い出となるところに案内しようと考えましたが、その前に私が寺務総長を務めさせていただいている寺院の善寶山天照院に新年のお参りに立ち寄りました。

軽く手を合わせて失礼するつもりでいましたが、寺院総代のご家族方々も見えていて、住職は参拝者を外陣に招き入れ、一時間の読経を唱えてくれました。また、読経終了後、全員にお加持を施し、身を清めてくれました。

お加持終了後庫裏でくつろいだとき、姉・妹は背中に温かさを感じ身が軽くなった気がすると、お加持の不思議な力に驚いていました。アッという間に時間が過ぎ、どこも案内する間もなく帰途に就く予定の時刻がやってきました。わざわざ遠路長崎、兵庫から来てくれたのに、ろくにもてなすことなく帰路に就かせたことを申し訳ないと思いましたが、一時とはいえ、思いもよらず仏様との縁に恵まれたことは、これからの息災をお護りいただくために導かれたのだと天運に感謝しています。