さとり世代

ある保育園の卒園式で保護者会長さんが意味深―い挨拶をされました。

<バブル崩壊後の不景気時代に育った私たちは、「必要以上に稼ぐ意欲はない」「車やブランド品に興味がない」「恋愛に淡白」「主な情報源はインターネット」など高望みをしない人たちの多い「さとり世代」と言われます。その私たちは、これから育つ子どもたちの将来をどう展望すべきなのか?未来を切り開くチャレンジ精神豊かな人間に育ってほしいと願います。>と。

 社会福祉法人童心会の運営する保育園は産みの親と育ての親である保育園が連携して24時間、保育を共有することをモットーにしています。そして、園庭の樹木によじ登り、枝にぶら下がって地面に飛び降りる、園庭にある高さ1m50cmの冒険小屋の屋根によじ登り飛び降りる、2才の園児が二輪車に乗って園庭を走りまわる、ぶつかって転んでも手助けを控え自力での立ち上がりを見守る。私たちが幼い頃、野山を駆け回ってわんぱくした体験を彷彿とさせる冒険園生活を送っています。

 園児たちは日々「がんばること つづけること がまんすること」を自分に言い聞かせながら、「笑った数一番 だっこされた数一番 やさしくされた数一番 遊んだ数一番 でかけた数一番 チャレンジした数一番」に挑戦しています。

 育ての親の懐にいる間に天真爛漫に生活し、育まれているこの子たちは、さぞ逞しく未来を築いていくことでしょう。